新曲からToshl排除で波紋…X JAPANに解散説浮上のウラ側
「方向性の違い」はたまた「カネをめぐるゴタゴタ」か――。「紅」などで知られるX JAPANで、ボーカルToshl(52)の脱退説や分裂説が浮上している。
きっかけは約3年ぶりの新曲「Red Swan」のボーカルがToshlではなく、L’Arc~en~CielのHYDE(49)であったこと。その発表と同時にファンの悲鳴にも似たコメントが寄せられているのだとか。某スポーツ紙芸能デスクが言う。
「Xといえば、YOSHIKI(同下)とToshl。幼稚園からの幼馴染みで、高2の時に結成したバンドが『X』。インディーズから成りあがり、紅白に海外進出と羽ばたいたのは、ファンならずとも有名な話です。Toshlの洗脳騒動をも乗り越えてきた。それなのになぜ、今、Toshlが外れるんだというのです」
一体、何があったのか。Xに詳しい音楽プロデューサーに聞くと、こう言った。
「新曲はテレビアニメ『進撃の巨人』第3期のオープニング曲でもあり、そういうことと無関係じゃないと思いますよ。海外マーケットでもそうなのですが、ハイトーンボイスのToshlよりも、中低音で、しゃがれたビブラートであるHYDEの声質が商業的にもベターなのではないでしょうか。とくに最近はハイトーンより、野太い中低音が人気ですからね。もともとX JAPANがバンドをはじめた当初、目標としていたのが和製モトリー・クルー(米ヘビメタバンド)といわれていた彼らの先輩バンド、44マグナム。マグナムに憧れて、同じメーカーの楽器を使っていたメンバーもいます。そのマグナムのデビューによって設立された事務所に所属し、最も成功したのがラルクですので、新曲ボーカルがHYDEとの発表があっても、そう驚きはない。X JAPANのギタリストHIDE(1998年没)のバンドにマグナムのドラマーが参加していたり、そういうことは結構ありましたしね」