大ブレークの中村倫也 回り道して辿り着いた“2019年の顔”
人気が出るまでの道のりは長かった。高校時代にスカウトされ、05年にタレントのダンカンが初監督した映画「七人の弔」で渡辺いっけいの息子役で俳優デビュー。すぐにNHK朝ドラ「風のハルカ」に出演するなど好スタートを切ったが、なかなか芽が出ない。
「同じ事務所の後輩、松坂桃李や菅田将暉が次々と彼を追い抜くようにブレークしていく中でも、優しい“兄貴ぶり”を発揮して彼らを見守るなど、つらい時期もあったと思います。14年に舞台『ヒストリーボーイズ』に主演して、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞してから、徐々に映像の仕事が増えてきて、やっと花開いたという感じでしょう」(芸能ライター)
1日に行われた日経トレンディ「2019年ヒット予測ランキング」先行発表会では「2019年の顔」にも選ばれた。回り道した分、お楽しみはこれからだ。