サイボウズ 青野慶久社長(1)作れば大金持ちになるかも…松下電工を辞め、3人で創業
「サイボウズ Office」「キントーン」など、企業向けグループウエアを開発・提供しているサイボウズ(東証プライム上場)。
創業メンバーの青野慶久社長(53)は、子供の頃からコンピューターに夢中になり、大阪大学工学部情報システム工学科でコンピューターを学んで、1994年に松下電工に入社した。
「社内には、まだ100人に3台くらいしかパソコンがなかった。私が詳しかったので、パソコンをみんなに配り、使ってもらうことから始めました」
翌年インターネット接続ができるウィンドウズ95が出て、ウェブで情報のやりとりができるようになった。
「これで社内の情報共有が進む。そのためのいいソフトを探したが、あまりない。だったら作れば大金持ちになれるかもしれない」
開発に関しては根拠のない自信があったという青野、同僚の高須賀宣、大学の先輩の畑慎也と脱サラ。97年8月にサイボウズを愛媛県松山市で創業した(初代社長は高須賀、青野は2005年に社長に)。家賃7万円の2DKのマンションを借り、畑がその一室に住み、他の2人は近くのアパートから通った。