マレーシアの王室当局は6日、第15代国王ムハマド5世(49)が5年間の任期途中で退位したと発表した。退位の理由は明らかにしなかった。国王は昨年11月から2カ月間、健康上の理由で国外に滞在し、公務から離脱。その間に、2015年度のミス・モスクワであるロシア人女性オクサーナ・ボエボジナさん(25)と結婚したと報道された。
王室当局はこれまでのところ、結婚報道に関してノーコメント。退位がこの結婚と関係があるかも不明だ。国民の大多数をイスラム教徒が占めるマレーシアで国王が退位するのは、1957年に英国から独立して以降初めて。