百恵さんが「このおじちゃんはね、ママのお知り合い」と
平成31年、2019年1月17日は山口百恵さんの還暦の誕生日だった。あの日本武道館でステージに白いマイクを置いたファイナルコンサートから来年で40年、「幸せになります」との誓いはかなったのか。
■還暦の誕生日は夫と映画鑑賞
記念日の当日、六本木ヒルズに百恵さんはいた。東京都下の自宅から夫・三浦友和(67)の車でやって来たとみられ、TOHOシネマズの階段を上っていく。若者が中心のシネコンで、夫婦で入ったのは映画「クリード 炎の宿敵」。ロッキー・シリーズ最新作のボクシング映画。アクション映画好きな百恵さんが選んだのか。友和は百恵さんのために2日間連続でオフにしていたようだ。
百恵さんの自宅は2世帯住宅で、90代の義父母に献身的に尽くし、介護の勉強もしている。義姉はこう言っている。
「両親にとっても、百恵は私以上に娘らしいんじゃないですか。薬や病院のことなどは私にはわからないけれど、百恵は全部わかっています。定期的に行く病院も百恵が付き添って、車で連れて行ってくれています。百恵がいてくれて、本当に安心。家族みんな、助かっているんです」
幸せな家庭は、百恵さんがトップスターになる前から持っていた夢。それをかなえた今も、まったく生き方にブレがない。夫の仕事が減って不安にかられたとき、百恵さんは「収入10万円なら10万円の生活、1000円なら1000円の生活をするだけ」と言ったというから、なんと肝っ玉の据わった女性なのか。
「何するんですか! あなたたちは!」
大声で怒鳴り、ものすごい形相で睨まれたこともある。長男を車に乗せて幼稚園に向かうところ、芸能マスコミが取り囲んでカメラのストロボが光ると、友和はカメラを奪い取り、百恵さんは車を降りてカメラマンに平手打ちしたことでも知られる。