番組最高視聴率を更新「ポツンと一軒家」快進撃のワケ

公開日: 更新日:

 19日放送の「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)が番組歴代最高視聴率の19.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)を記録した。

 衛星写真だけを手がかりに、人里離れた場所にポツンと存在する一軒家を訪ね、どんな人がどんな理由で暮らしているのかを調査。その人生観にまで迫るバラエティー番組だ。

 昨年10月のレギュラー化以降、視聴率はうなぎ上り。

 鉄壁といわれていた日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」の牙城を脅かし、今年2月24日には16.4%で単独トップに。

 さらに5月に入り、5日、12日と連続で17.7%を記録、ついにこの日を迎えた。

「NHKの大河『いだてん』のあんまりな内容にこれまでの大河ファンが鞍替えし、中高年の視聴者が流れてきたというのがひとつ。視聴者は日本人初の五輪選手の話より山の中に暮らすちょっと変わった人(?)の暮らしぶりや人生に興味があるということでは? 『人生の楽園』(テレ朝系)も同じですが、視聴者の興味がセカンドライフをいかに生きるかということにシフトしているのではないか。さらに、『イッテQ』(同日16.9%)はお祭り捏造疑惑、テレビ東京系『池の水ぜんぶ抜く大作戦』(同日6.8%)は在来種大量死疑惑などが報じられ、2番組とも視聴者の信頼を失った感があるのも関係しているのではないか」(テレビウオッチャー)

 天下国家の英雄よりも名もなき市井の話が見たい――視聴者のニーズはとっくに変わった!?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に