娘「大地真央さんと黒木瞳さんのサヨナラ公演を見て意識」

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 瓜の蔓に茄子はならぬの言葉通り、タカラジェンヌの娘はタカラジェンヌになった。

 しかし、北嶋さんは母から経歴を一切知らされずに育った。

「当時、私が少年隊錦織一清さんの大ファンで、母とコンサート会場の最前列でキャーキャー言っていましたが、その母は宝塚のタの字も話したことがない。自宅に1枚だけ母の若い頃の日舞の写真が飾ってありましたが、痕跡といえばそれだけです。ですから将来は宝塚で活躍したいなんて少しも思ったことはありませんでした。ところが、中学3年の時に大地真央さんと黒木瞳さんのサヨナラ公演を見る機会があり、カルチャーショックを受けた。『これだ!』となり、宝塚を意識し始めたのはそれからですね」

 母の芦屋さんがうなずきながら続ける。

「私も母(北嶋さんの祖母)の大反対を押し切って宝塚に入りました。自分は好きなことをしてきたのに、娘にあれはダメ、これはいけないとは言えません。マミが6歳の時に夫を亡くし、それからは働きながら2人を育てました。最初は宝塚で同期の大滝子(元月組トップ)のマネジメントのお手伝いでした。子供がまだ幼かったのでフルタイムの勤務は断っていたのですが、縁あってやはり同期の榛名由梨の担当マネジャーを務めました。芸能界の厳しさも知っていますし、ましてや宝塚はトップスターを頂点としたピラミッド社会。主要な役もすべて成績順です」

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