娘「中学生まで母が元宝塚女優だとは知りませんでした」
タカラジェンヌの登竜門、宝塚音楽学校への入学は狭き門だ。今春入学の107期生は915人が受験して合格はわずか40人。倍率は22.9倍で、「東大に入るより難しい」とされる。その難関校に母娘で合格し、宝塚歌劇団で活躍した2人。果たして、どんな育て方・育てられ方をしてきたのか?
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宝塚歌劇の舞台は宝塚音楽学校卒業生しか立てない。定員は約40人。2年制(予科生、本科生)で、月曜から土曜日まで声楽、バレエ、ピアノ、日本舞踊などのカリキュラムがびっしりと組まれている。初年度納入費は入学金など80万円。そのほか、寮生には寮費もかかる。
「私が受験した頃は大地真央さん、黒木瞳さんが同時退団された少し後でもあり、さらに『ベルばら』のブームもあって合格倍率は40倍ほどでした。でも、なぜこんな私が合格できたのか……今でもよくわからないのです」(マミさん)
当時、初演以来15年ぶりに大劇場で「アンドレとオスカル編」(雪組)、「フェルゼンとマリー・アントワネット編」(星組)、「アンドレとオスカル編」(雪・花・星合同)が上演され、社会現象となっていた。初演で当たり役の男装の麗人オスカルを演じたのが、芦屋さんの同期で元花組と月組でトップを張った榛名由梨だ。