矢沢永吉と和田アキ子 出演番組“時間かぶり”分かれた明暗
特に視聴者が反応したのが、「あれは泣いたね。何がいけないのか分からないから」と、2016年に紅白歌合戦に落選した時の胸中を和田が語ったこと。落選の報を聞いた和田は、「じゃあ、あの人は何で出てんのよ」「私の方が知名度あるし、ヒットしてんじゃん」との思いで、他の紅白出場歌手の売り上げ枚数を調べたこともあると話した。さらには落選以降、紅白を一度も見ていないとも告白したのだが……。
「一連の発言にネット上は〈知名度アピールとか、これぞ老害〉〈39回も出してくれた紅白に感謝の気持ちはないの〉と総スカン。中には、〈矢沢さんの生きざまはリスペクトだけど、アッコさんは……〉と、裏番組に出ていた同い年の永ちゃんと勝手に比較するコメントも。アッコさんは、紅白落選を今も消化できないようで、無念を包み隠さず話しただけなのですが……視聴者からは大物ぶった不遜な態度と受け取られたようです」(テレビ局関係者)
エリザベス松本氏はこう話す。
「あの日の『金スマ』は2時間の特別版で、和田さんと矢沢さんの出演時間がかぶった。そのため、2つの番組を行き来して見ていた人も多かったんです。過去を振り返り無念さをにじみ出す和田さんより、今を鮮やかに生きている矢沢さんに視聴者は好感を抱いたようです」
永ちゃんは1949年生まれ、和田は1950年生まれで、学年は永ちゃんが1つ上だが、芸能界の大御所2人が、同じ時間帯の違う局に出演。今回の偶然は和田にとっては不運でしかなかったようだ。