夫婦デュオ「紙ふうせん」の2人が選んだ思い出の写真とは
仲人をお願いし、銀婚式に駆けつけてくれた長門裕之さん、南田洋子夫妻
もう一枚は仲人をしてくれた長門裕之さん、南田洋子さんが私たちの銀婚式に来てくださった時のものです。「君たちくらいだよ。僕らが仲人して、こんなに長く続いているのは」なんて、長門さんからお祝いの言葉を言われたのをよく覚えています。
長門夫妻との出会いは結婚が決まり、「ミュージックフェア」(フジテレビ系)に出演した時です。司会の長門さん、南田さんに仲人をお願いできないかとおうかがいを立てたところ、快諾してくださった。それ以降はとてもかわいがってくださり、東京で住んだ3LDKのマンションも南田さんが紹介してくださいました。2人なのに1部屋多いですよね。それは長門さん、南田さんのための麻雀部屋!!
都会にあるのに、近くに牧場があったりと、のどかな住宅地でした。何よりも長門さん宅のご近所さんということで、お宅にも招かれたりして。ある朝、南田さんから電話がかかってきて、「お味噌汁でもどうかしら?」って。喜んでお呼ばれしたら、温かいお味噌汁に卵がポーンと浮いていました(笑い)。
気さくで自然体、人間味あるお二人とは、ずっと親交を持たせていただき、感謝ですね。この銀婚式の時に南田さんが着用していたジャケットは形見としていただきました。南田さんは細身だったので、ちょっと私サイズにリメークをして着てますけど(笑い)。デュオで始めた紙ふうせんは結婚と同様、45周年を迎えました。長門さん、南田さん、きっと天国から見守ってくださってることでしょう。