志村けんさんの隠れた偉業 バラエティー“素人イジリ”発案
新型コロナによる志村けんさん(享年70)の突然の死に日本中が悲しみに包まれている。老若男女問わず愛され、海外にも多くのファンがいた希代のコメディアン。そんな志村さんが日本のテレビ界に残した偉業があるという。それは、いまやバラエティー番組にとって欠かせない“素人イジリ”の演出手法だという。
■“素人が撮影”は、YouTuberの元祖
「志村さんは、全員集合が終わって初の冠番組となった『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(TBS系/1986年1月~1992年3月)で、視聴者からの“投稿ビデオ”をネタにトークする『おもしろビデオコーナー』を発案しました。この手法は、いまやバラエティーでは定番中の定番。番組から視聴者に8ミリビデオの貸し出しをして、素人に撮影させる手法の元祖で、現在のYouTuberの活動にもつながるなど、メディアの歴史を語る上で欠かせない演出手法なんです」(ベテラン放送作家)
その偉業と功績はこれからも語り継がれるはずだ。