May J.さん「First Love」14歳で歌いデビューの道が開けた

公開日: 更新日:

手紙を書いたら「頑張ってね」とメッセージが…

 数年前にカバーをさせていただく時、直筆で宇多田さん宛てに手紙を書き、レコード会社の方を通じて届けてもらいました。宇多田さんへの思いや、カバーした理由を伝えるために。もうラブレターでした。自分でも気持ち悪いなと思いながら。ハハハ。

 宇多田さんから「頑張ってね」というメッセージをいただきました。スタッフを通じてでも、私を認識してくださっただけで死にそうなくらいうれしかった。宇多田さんはきっと山ほどカバー申請がきてると思いますけど(笑い)。

 カバーアルバム発売後はライブで何度も歌ってます。曲への思いをお客さんに話してから歌う時には、特別な曲だと伝わっていると思います。

 でも、いまだに宇多田さんにお会いしたことはないんですよ。デビュー当初は、そんなにテレビに出られなかったし、活動し始めてからは宇多田さんはロンドンに行かれてましたから。

「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)や音楽番組でお会いしたかった。でも、会えないくらいがちょうどいいかな。宇多田さんにとって、私なんて存在するのかしないのか、暖味な感じがいいんです(笑い)。

 「アナと雪の女王」(2014年日本公開)で、日本版の主題歌「Let It Go~ありのままで~(エンドソング)」を歌う。憧れだったディズニー映画で、大ブレーク……。

「Let It Go~ありのままで~」をライブで子供たちが一緒に歌ったくれたことがうれしかった。インストアライブの時には見やすいように前列に子供たちが見られるエリアをつくっていて、そこでメッチャ歌ってましたね! 「私、歌わなくていいんじゃないか」ってくらい。

 今までの活動ではなかったことで、一番うれしかったし、ディズニー映画が大好きな私が子供たちに聴いてもらえる立場になったことが、不思議でした。かなうはずのない夢だと思っていたから。

■ステイホームで最近はお風呂で毎日歌ってます

 今年公開子定の「ムーラン」実写版(※現在延期中)では主題歌の「リフレクショシ」をクリスティーナ・アギレラがレコーディングし直しているので、楽しみにしています。映画で流れてきたら、小さい頃に持っていた未来へのワクワク感を思い出すでしょうね。

 最近はステイホームで喉の筋肉が弱くなると歌いづらくなるので、毎日、お風呂で歌ってます。結構、響いてると思います(笑い)。ライブができる日まで喉のコンディションを保ちます!

(聞き手=松野大介)

▽メイジェイ 1988年6月、東京都生まれ。父は日本人、母はイラン出身。2006年に歌手デビュー。数々のヒット曲を送り出した後、14年に「Let It Go~ありのままで~(エンドソング)」が大ヒット。 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…