May J.さん「First Love」14歳で歌いデビューの道が開けた
ディズニー映画「アナと雪の女王」日本語版主題歌が大ヒット。ご存じ、誰もが口ずさんだ「Let It Go~ありのままで~」の美声が印象的なシンガー、May J.さん(31)。人生を変えた一曲は、歌の世界に入るキッカケにもなった宇多田ヒカルの「First Love」。子供の頃に憧れたディズニー映画の主題歌とあわせて語ってくれた。
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10歳で、ディズニーのアニメ映画「ムーラン」を見た時に、エンディングで流れた「リフレクション」の歌のうまさに感動したんです。
私自身は歌を基礎から勉強するため、8歳からオペラを習っていました。大好きなディズニー映画で、初めて聴いたクリスティーナ・アギレラの「リフレクション」のように、映画の主題歌を歌う歌手に憧れるようになったのです。
アギレラは当時10代なのに他の曲を聴いてもだれにもできない節回し、ジャズやスキャットの歌い方をポップスでやっていたし、歌い方が大人で完成されてました。「私もこう歌いたいし、アギレラみたいにならなきゃいけないんだ」と思いました。
■小学生のときに聴いてビビッと
その後に、宇多田ヒカルさんの「First Love」(1999年)を聴いて、ビビッときた!(笑い)。ストーリーを伝えるバラードに引かれました。邦楽を聴くことはあまりなかったのに、「まさに私がやりたい音楽だ」と思えたアーティストさん。
バイリンガルで育った私には日本語と英語を交ぜた歌詞も生かせると思ったし、独特なビブラートのかけ方とか歌い方もマネしていました。そんなに年齢差はないけど、私は小学生だったので、大人の世界に感じましたね。
その頃から本格的に歌手になりたいと考え始めて、14歳でレコード会社のオーディションで「First Love」を歌い、合格したんです。この曲でデビューへの道が開けました。普段、カラオケでも歌っているから歌う回数が一番多い曲(笑い)。