元俳優・海津亮介さん 特撮ヒーローからラーメン屋に転身
男子なら誰もが一度はハマる特撮・スーパー戦隊シリーズ。本日登場の海津さんは、恋人が敵の王女という設定で、“特撮版ロミオとジュリエット”ともいわれた第11作「光戦隊マスクマン」(テレ朝系、1987~88年)の主人公・タケル役で大ブレークした。その後、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり 第2シリーズ」(93~94年)にもレギュラー出演。さて、今どうしているのか?
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都内練馬区。西武新宿線・上石神井駅から徒歩2分弱の味噌ラーメン専門店「味噌一 上石神井店」へ行くと、厨房で仕込みをしていた海津さんに迎えられた。
「ここは7年前の10月21日にオープンしましてね。都内には『味噌一』ブランドの店が10店舗あるんですが、僕は約10年間正社員で働いた上で独立した暖簾分けなんですよ」
スタンダードな「味噌一らーめん」(税込み790円、以下同)にトッピングを加えるスタイルで、辛さはピリ辛、辛辛、火吹、爆発の4タイプある。
「これからの季節は、10時間かけて作る特製鶏白湯スープをベースにした『味噌一つけ麺』(890円)が一番のオススメ。味噌ダレとよく合い、どこにもない味なんです。またオリーブオイルとワインビネガー、ハーブやバジルを加え、爽やかな風味が特徴の『冷やし味噌』も好評です」
なぜラーメン店を?
「『マスクマン』出演後、時代劇の仕事で京都通いが続きましてね。帰京の際、行きつけだったラーメン店へ立ち寄って帰宅するのが定番コースだったんです。僕にとっては、疲れを癒やしホッと一息つける場所。そんな店を立ち上げたいな、と思って選びました」
俳優業から足を洗ったのは、TBS系「ウルトラマンガイア」出演後の99年。当時、一世を風靡していた「らーめん山頭火」に就職し、渋谷店でイロハのイから学んだ。
「山頭火さんには約5年お世話になり、そして修業のため味噌一へ移籍したんです」
そして独立。今や「マスクマン」や特撮ファンの聖地になっている。