安田大サーカス・クロちゃん酒の流儀は「彼女に合わせる」

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 今やバラエティーに欠かせない安田大サーカスクロちゃんは酒の好みをすべて女の子に合わせてきた、女子と酒が切り離せないタイプ。赤ワイン、シュワシュワのシャンパンときて、次に付き合った女子の好みは酒ではなくEXILE?

 二十歳で初めてお酒を飲んだ時はおいしくなくて、「ジュースの方がおいしいな~」と思っていたんですよぉ。20代の頃はみんながお酒飲んでる場でも僕だけはコーラを飲んだり。

 それが変わったのは30歳の時かな、酒蔵に行った番組ロケ。日本酒を試飲してから一升ビンを持って外に出て、その町の人たちから酒のアテをもらいながら、一升ビンの中身を飲み干さないとロケが終わらないというすごい仕事だった(笑い)。

 時間をかけてどうにか飲んで、ベロベロになったけど大丈夫で、その日が分岐点でお酒を飲むようになりましたね。

 同じ30歳の時に飲むようになったもう1つの分岐点があって、付き合っていた彼女が赤ワインが好きだったんですよ。

 僕は基本的に自分が好きな子の好きなもの、たとえば映画とかゲームとかを好きになるので、その彼女の好きな赤ワインも、もともとは好きじゃなかったのに、飲むようになった。食事のデートで彼女が飲むと、ボクも飲む。そのうち赤ワインが好きになっていって、一人の時も飲むようになった。彼女がお酒を身近なものにしてくれたんです。

 その彼女とは「2年たったら結婚しよう」と話していたけど、いざ2年後、僕はまだ結婚する時期じゃないと思い、「あと2年、遊びたい」と言ったんですよ。そしたら愛想つかされて、別れられてしまいました。

 僕は別れを言われるとは思ってなかったから、ショックを受けてしまった。別れて2カ月後「やっと吹っ切れた」と思っていた時期、ある番組のドッキリ企画があって。後輩芸人と飲み屋で飲んでる時に僕を酔っぱらわせ、いろんな人の悪口を聞き出すドッキリ。

 もちろん僕は何も知らず、飲む時の癖で赤ワインを飲んでいると酔いが回りすぎて、途中からは何をしゃべったか思い出せないほど。後日、実はドッキリ企画だったと知らされて、オンエアを見たら、赤ワインをガブガブ飲みながら「俺に残ったのはこれ(赤ワイン)だけだから! あの子のこと好きだった! 悲しい!」と号泣していた。

 吹っ切れたと思っていたのに、自分の意識の中ではまだ好きだったんだという本心に気づかされて。酒に潜在意識を知らされ、「酒って怖い!」と思いましたね。

 そういう“事件”があってから、「自分の本性が出るかな、ヤダな~」と、いったん酒をやめました。

 しばらくして付き合った子はシャンパンを好きで、「シュワシュワ飲みたい」と言われて一緒に飲むうちに、僕もシャンパンが好きになりました(笑い)。

 興味がなかったお酒ですけど、その子に「バカラとかいいグラスだと気泡がキレイなんだよ」とか教えてもらってるうちにシャンパンに興味を持って飲むようになり、魅力がわかるとだんだん好きになっちゃって。

 だから、自分の好きな女の子の好きな酒を好きになるし、付き合ってる人が好きなお酒だと思うと、おいしく感じるんですよねぇ。お酒を飲んでると舌が肥えるというけど、僕は細かい味、全然わからない(笑い)。

 でも、食べ物でも「何がおいしいかではなくてだれと食べるか」とよく言うから、僕はだれと飲むか、なんです。その子の好きなものが好きになる、その子の色に染まっちゃうタイプ。

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