ドラマ収録現場大混乱 衣装係も2メートル以内近づけない
新型コロナウイルス感染防止で中断していたテレビドラマの収録は、6月から次々に再開されているものの、現場は大混乱のようだ。まず、スタジオの入り口で、出演者もスタッフも全員が検温されてフェースシールドを渡され、受け取ったら、帰るまで自分のものは自分しか触ってはいけない。
ドアノブ、テーブルやイス、インカム、小道具、スイッチ類などは事前にすべて消毒し、そのためにスタッフは普段より1時間早く現場に来なければならなくなったという。
「スタッフは一人一人が消毒薬を持っていて、カメラも照明もマイクも、触るたびに消毒します。1時間に1回は換気扇をフル稼働して空気を入れ替えます」(番組AD)
日本テレビ系の「美食探偵 明智五郎」では、大道具係がわざわざ臨時の手洗い場まで作った。
■衣装係も2メートル以内近づけず 無音声で撮影
撮影にもさまざまな制限がある。フェースシールドを外すのは本番だけで、リハーサルは装着したまま。衣装や小道具の着用も、出演者がすべて自分でやる。衣装係や付き人は2メートル以上離れて口頭で指示するだけで、接触するような手伝いはしない。