「ポツンと一軒家」になくて「ナニコレ珍百景」あるもの
コロナ騒動後も、相変わらず「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)の視聴率が好調だ。週間調査では、ほとんどNHK朝ドラ「エール」の2番手につけている。
ご存じのように、その中身は過去の番組の再放送がメイン。最後に近況を、ディレクターが電話で聞き、一軒家家族が撮影した近影を流し、「コロナが収まったら、またお邪魔します。お互い、頑張りましょう!」で終わる内容だ。
これで高視聴率維持とあって、ほかのテレビ局からしたら歯ぎしりだろうが、内部の関係者は悩みをこう漏らす。
「“ポツンと”がレギュラーになったのは2年前から。半年くらい経って視聴率が上がりましたが、それまで熱心に見てくれていなかった人からすれば、再放送でも楽しめると思う。でも、ずっと見続けているコアな視聴者は、“ああ、これか。以前見たな”となって、チャンネルを切り替えるんじゃないかと心配なんです」
再放送にも限界がある。歴史が浅い「ポツンと」には、いわゆるフィルムのストックが少ない。それが頭痛のタネというわけだ。