竹内結子さん自死 芸能界「理想と現実」の乖離が背景に?
公園で遊ばせている長男が「ママ、ママァ」と呼ぶと、満面の笑みで駆け寄って抱き上げ、抱きしめる――。このほど都内の高級住宅街にある自宅マンションの寝室で亡くなった女優、竹内結子さん(享年40)の在りし日の姿である。抱きしめた愛息がきゃっきゃと走り出すと、その小さな背中と追いかけっこをする姿まで目撃していたベテラン芸能記者、青山佳裕氏がこう振り返る。
「再婚相手の旦那さん(俳優の中林大樹=35)がぐったりしている結子さんを見つけて119番通報したのは午前2時、お子さんはどうしていたのか、気になってしまいます。今年1月下旬に生まれたばかりの第2子もいて、そんな兄弟を残して、あの優しい母親であった結子さんは本当に死を選んだというのでしょうか」
長男の父親は08年に離婚した歌舞伎俳優の中村獅童で、中学生になっているそうだが、「若い義父を前に途方に暮れているのでは」と青山氏は言い、こう続ける。
「売れっ子で、仕事もプライベートも順調そのものと見られた竹内さんに何があったのか。深い心の闇を抱えていたとすれば、かつて庶民の憧れの的だった芸能人、芸能界と今の芸能人、芸能界との違いを思わずにいられない。それが闇の背景として、横たわっているように見えて仕方ありません」
再婚も果たし、第2子にも恵まれるなど、はたから見れば幸せを絵に描いたような暮らしぶりだった竹内さん。育児ノイローゼではないかなど、それらしい理由は挙がっているが、遺書もなく、衝動的な行動だったことがうかがえる。その明るい笑顔と自死という現実の落差に戸惑うばかりである。
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