小出恵介“復活”への覚悟 雌伏3年「俳優を続けていきたい」
「取材時間は当初60分を予定していたのですが、2時間半に及びました。今まで誰にも話すことができなかった思いを一気に吐き出したという印象でした。彼は“何でこうなってしまったのか”“これからどうして行くべきか”と自問自答を繰り返していたと言います。それで肉体的・精神的に相当、追い込まれていたようです」
■「自分の驕りや脇の甘さがあった」
事件は結果的に不起訴になったが、それについても小出は真摯にこう答えたという。
「当初、自分は、役者の仲間内などの付き合いだけだったが、人気が出るにつれて、徐々に素性の分からない人間との交遊も広がっていったと言います。自分としては見聞を広めるという気持ちもあったが、そこに自分の驕りや脇の甘さがあり、それがああしたことにつながってしまったと話していました」
中村氏が「俳優をやめるという選択肢はなかったか」と問うと、彼はこう答えたという。
「それはないんです、と。やはり俳優を続けていきたいと。こうした経験も芝居につながっていくのではないかと思うと話していました。批判や苦労があるのは承知のうえで、あくまで俳優としてやっていきたいという彼の覚悟を感じましたね」
2017年の「ハルチカ」以来の日本映画出演となる小出。まさに雌伏3年。もともと演技の評価は高い小出だが、騒動を経て、一皮むけた姿を見せられるか。