有村架純2年ぶり主演「姉ちゃんの恋人」は“林遣都劇場”だ
「土手を歩いたり、空を見上げたり、セリフのないシーンで見せる心情や、桃子とのやり取りで見せる優しい笑顔、母親役の和久井映見さんとのやり取りで見せる“屈託”などなど、確かに引き込まれます」(テレビ誌ライター)
一方、〈小池栄子や紺野まひるが絡む職場のシーンはまだいいけど、家での3人の弟とのシーンはちょっときつい〉〈弟たちの演技が学芸会レベル〉なんて厳しい意見も。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「確かにそう感じる人はいるかもしれませんね」と苦笑しつつも、「ゆるゆるとしたラブ&ホームコメディーに癒やされるという人も多いと思いますよ」と、こう続ける。
「脚本は、有村さんが主演した朝ドラ『ひよっこ』(18年NHK)の岡田惠和さんのオリジナル。日常を丁寧に描いて、過激な描写や強引すぎる展開もなく、悪い人が出てこないので、安心して見られますよね。ただ、今のところ登場人物の中で唯一“ワケあり”なのが林さんだから、もともと演技がうまいだけに、さらに目立ってしまう」
17日放送の第4話では、“姉ちゃん”が職場に好きな人ができたことを弟たちに告白する場面も見せ場のひとつらしい。でも結局、タイトルは「姉ちゃんの恋人」だから、その恋人役の“林遣都劇場”になってしまうのも仕方がないことか。