大掃除は弟子にとって腕の見せどころですが珍プレー伝説も
コロナの第3波でこれから先の落語の仕事がトバないことをどこの祈祷師よりも真剣に祈っている三遊亭鬼丸です。コンサートやスポーツイベントみたいに何千人も集まりませんし、お客さまもマスクをして黙ってますし、興奮して隣のファンとハイタッチやハグもしません。なんなら笑わせることすらしませんので(それはまずいか)どうか落語をやらせてください。
さて12月13日はその昔「すす払い」として大掃除の日だったんですよね。今ですと12月29日あたりから会社や学校が冬休みに入り、やれやれって感じで取りかかる仕事ですし、下手したら31日の夕方くらいまでやってるおうちも多いでしょう。寒い冬に網戸洗いをしてると毎年「夏にやった方が水も冷たくないし、いいんじゃないの」という後悔にも似た疑問を抱きつつ、年末の切羽詰まった状況でしかやらないのも人の常。子供の頃は親父がシャカリキに窓拭きや網戸洗いをしてるのを子供部屋で冬休みの宿題をやってるフリをしてサボってましたが、今まさに高1の娘と中2の息子が昔の私の立場で当時の親父がわたしです。因果は巡るとはよく言ったものです。