朝ドラ“当たり”子役「おちょやん」毎田暖乃に天性の演技
ここ10年ではドラマ「トットちゃん!」でも黒柳徹子の子供時代を演じて話題になった2013年後期「ごちそうさん」の豊嶋花、15年後期「あさが来た」の鈴木梨央だが、例えばここ3作、19年前期「なつぞら」の粟野咲莉、同後期「スカーレット」の川島夕空、20年前期「エール」の清水香帆は、その後もあまり名前を聞かない。
子役として出演後もコンスタントに活躍できるかどうかは朝ドラに出演している2週間くらいの間にどれくらい印象に残っているかに尽きる。毎田のインパクトは流暢な関西弁の双子の子供時代を演じた茉奈・佳奈姉妹以来かもしれない。
10年前期「ゲゲゲの女房」以来の朝ドラはおおむね好調が続いている。それが途切れるかどうかは毎田の天才子役ぶり、千代役を引き継ぐ天真爛漫な杉咲のリレーがうまくいくかにかかっている。
(文・峯田淳/日刊ゲンダイ)