生田斗真「書けないッ!?」はリアル?現役脚本家はニヤニヤ
第1話の見どころは、吉丸とドラマ制作陣が「どんな連ドラにするか」を決める際のユーモラスな会話にあった。前任者の降板でピンチヒッターとして採用された吉丸に対し、ドラマプロデューサー(北村有起哉)、アシスタントプロデューサー(長井短)、監督(小池徹平)の3人は恐ろしいほど好き放題な無茶ブリを、次から次へと吉丸に投げつける。
「あれはあくまでドラマの世界で、相当デフォルメはされてますよ。でも、実現不可能な締め切りを平気な顔で何度も振ったり、方向性がコロコロ変わって前回自分が話したこともよく覚えてない、というようなプロデューサーも実際にいないわけじゃない……脚本家はフリーランスが多いから、どんな無茶ブリにも、ノーとは言えないんですよ。『書けないッ!?』はそのあたりをユーモア混じりながら、きちんと描いている。面白いですね」と前出の徹さんは笑う。
また、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏も「プロデューサーに振り回され、メンタルが弱ってしまった脚本家さんの話は、私も実際に何度か聞いたことがあります」と、こう続ける。