WBS「22時開始」本当の理由 “弱者の兵法”で報ステに一泡か
■視聴率は度外視
さらにハナから意識していない視聴率については、テレ東上層部は「WBS」の枠移動がさまざまなメディアに報じられるだけでOKなのだという。
「今後、『報ステ』の視聴率が落ちても上がっても『WBS』が引き合いに出されます。その段階でウチは勝っていると言っていい。『WBS』を知らなかった多くの視聴者層に番組名を認知してもらい、イメージ化ができるからです。そもそも『WBS』は小所帯なので枠移動も制作費的に大きな損失はない。これまでと同じことを愚直にやるだけなんですよ」(テレ東関係者)
大振りせずに得意ジャンルを磨くことで、小よく大を制す。これぞ野村監督がいうところの「弱者の兵法」。
かつては番外地とまでいわれたテレビ東京が、王者「報ステ」に一泡吹かせるか。