朝倉あきは「丁寧に生きているひと」 演技にも実直さが
これまで取材でインタビューした女優の中で、ずばぬけて性格がいいと感じたベスト3を挙げるとしたら、朝倉あき、芳根京子、大友花恋の3人になるだろう。
朝倉あきは、「丁寧に生きているひと」という印象がある。その人柄が演技にも反映されていて、職人が時間をかけて手作りした工芸品のような、実直さが感じられる。
インタビューしていて彼女が話す言葉にも人柄が出ていて、心に残っているものが多い。取材した中から2つ紹介したい。
「気がついたことがあったら、メモを取るようにしています。時間だけがどんどん流れて行ってしまうのは嫌なので、毎日、うれしかったこと、悲しかったことを振り返って、なぜ自分がそういう気持ちになったのかを考えて、自分の中でちゃんと整理していこうかな、と思って」(雑誌「シネマガールズ」№8 11年7月)
「好きな言葉は、『みのりのための苦しみ』。苦しいことばかりではない、その先にみのりがある、という。前を向く気持ちを思い出させてくれる言葉なので、ずっと好きです」(タレントパワーランキングWeb 19年5月)
今年9月に誕生日が来ると、彼女は30歳になる。みのりの季節に、朝倉あきは女優としてどのような新しい表情を見せてくれるのか、楽しみだ。