ワイドショーのコロナ特集は高視聴率ネタ 現場はヘトヘト

公開日: 更新日:

 こうしたことに「捏造じゃないか」という批判もあるのだが、レンズを標準にして撮っても、そもそもカメラレンズと人間の目は見えている範囲も“視力”も違うから、見たままではない。ズームやワイドを使い分けるのは、演出の範囲といってもいいだろう。

■「マスク会食の映像はないか」とディレクター

 ただ、こういう映像はいかがなものか。午後8時までの飲食店の営業が終了後、路上で車座になって酒盛りをしているバカ者たちだ。

「連中はカメラを向けると、調子に乗って『イエーッ』なんて奇声を発しながらVサインを出したりするんです。いかにもバカっぽくって狙い通りなのですが、カメラを向けなければそんなことはしない。『いただきっ!』と使うD(ディレクター)もいますが、どうもねえ、ヤラセっぽくなってしまう」(情報番組担当カメラマン)

 しかも、映像にはボカシが入る。流すなら、当人たちに了解を取ったうえで、顔出しというのがリアル情報というものだろう。


 緊急事態宣言が初めて発出された1年前ほどではないが、ワイドショーの高視聴率ネタは相変わらず新型コロナウイルス関連だ。しかし、さすがに岡田晴恵教授や尾身茂会長の解説だけではもたなくなっていて、番組としては目先を変えた話題と映像が欲しい。今週になってから、ディレクターから新たな注文が出た。今度は、マスク会食の映像はないかというのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」