ニセ「ドリフ」やニセ「ダウンタウン」が大ウケ
まったくもって昭和の芸能界というのはインチキであった!!
ありえないようだけど本当に真実で、ドリフターズの加藤茶さんと志村けんさんが「8時だョ!全員集合」(TBS系)の中でえんび服を着てコミカルなヒゲをつけ、両手のひらを腰の横に広げて踊る「ヒゲダンス」が今を遡ること40年ほど前に大人気になったことがあるのですが、実は昭和裏芸能史では、俺が専務をしている芸能プロダクション「株式会社TAP」の社長、つまみ枝豆と在籍タレントのガダルカナル・タカの2人が加藤さんと志村さんとなり、台湾で一大ヒゲダンスブームを起こしていた……というのだから恐れ入るのだ!!
えっ? 全然話が見えない? う~む、確かに……じゃもう少し順を追って説明しますと、あの日、超怪しげなプロダクションに所属していた枝豆とタカの2人は社長に呼ばれてこー言われたのだった。
「あ、2人、台湾行ってドリフになってヒゲダンスやってもらうからヨロシク!!」「えっ、ドリフって……僕たちカージナルス(コンビ名)でドリフターズじゃないですけど?」「台湾行ったらドリフなの!! ヒゲダンス向こうでもウケるぞ~ヒヒヒヒ……」「えっ、でも顔が違うからバレますよね?」「アハハハ……台湾人は日本人の顔の見分けつかないだろー!! 大丈夫! 大丈夫!!」「そんないくらなんでも顔の見分けくらい……」