松坂桃李ピカ一のポンコツ男 地で行くダサさに∞の可能性

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 今、“ポンコツ”を演じさせたら、松坂桃李(32)の右に出る役者はいないだろう。4月24日から始まったNHK土曜ドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」では、何事も事なかれ主義の好感度ばかりを気にする元アナウンサーの大学広報担当者という主人公を好演。同30日スタートの「あのときキスしておけば」(テレビ朝日系)では、失敗ばかりを繰り返すスーパーの店員で、夢も覇気もないダメ男を演じている。

「同時期に2つのドラマの主役を演じるだけでも珍しいのに、どちらもポンコツキャラ。その不器用な動きといい、おどおどした表情といい、演技とは思えないほどのハマりっぷりです。それほど板についており、『ポンコツ男といえば松坂桃李』というくらい、イメージが定着しつつあります」(芸能ライター・弘世一紀氏)

 スーパー戦隊俳優として脚光を浴び、端正な顔立ちと抜群のスタイル、そして非凡な演技力でイケメン俳優として活躍してきたが、その枠から外れるきっかけとなったのは、意外にもバラエティー番組だった。2018年に出演した「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)では、プライベートは「超出無精」で、しかも「ファッションに全く興味がなくダサい」と俳優仲間から暴露され、「奥の部分とかまで(心を開く)とかなると、家族でもないかもしれない」と、闇を感じさせる発言をしてダウンタウンを驚かせた。19年に出演した「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)では、結婚願望があることを明かした上で、“結婚条件20カ条”なるものを明かし、共演者と視聴者をドン引きさせた。

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