著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<58>裏庭に土葬することになった愛犬イブ 早貴被告はゲームに夢中だった

公開日: 更新日:

「あそこねぇ……埋めてもいいんですか?」

「大丈夫だと思いますよ」

 市役所に問い合わせたところ、ペットの土葬は問題がないとの返事だった。

■かんぽの宿で偲ぶ会

 庭の木々の剪定を任せていた造園会社に連絡し、イブを埋める穴を掘ってほしいと頼んだ。

 イブの問題が片付いてドン・ファンはようやく安堵の表情を浮かべた。

「社長、イブは皆に可愛がられたんですから、従業員たちと偲ぶ会を開いたらいいじゃないですか。早貴ちゃんも正式に紹介していないんだし」

 私がそう提案すると、社長は番頭格のマコやんに、すべてが終了する予定の10日の夜に催すように命じた。

「そうですね。いろいろとお世話になったし。あそこのかんぽの宿でいいかな?」

 田辺市の北側の海岸線沿いに立つ「かんぽの宿」を口にした。 =つづく

【連載】紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実

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