著者のコラム一覧
森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

「小室圭さんの借金」東国原英夫氏のワイドショー発言はあまりに粗雑すぎる

公開日: 更新日:

 1年半の話し合いの中で、双方の認識は全く埋まらなかった。2019年11月の段階で、元婚約者の側から「もはや金銭の請求はしない」という意向が示された。小室さん側が「解決したと解釈して差し支えないのか」と問うと、「解決したとは思っていない」という回答であった。双方が納得する解決への提案をしてほしいという要望にも返事がなかった。

 そのうち、昨年11月、元婚約者側の主張が一方的に書かれた『週刊現代』の記事が公表され、小室さん側は誠実に交渉することの困難を感じ、方針転換の必要性を認識したと考えられる。

 そこで、これまでの沈黙方針を破り、「小室文書」を発表した。同時に、これまでの交渉方針では行き詰まりを打開できないため、解決金をベースとした交渉に方針を変更したのである。

 東国原氏は、解決金を一切払わない方針が、国民の批判を受けたから突然に翻されたように語っている。誤解である。交渉の方針転換は、それよりかなり前には決まっていて、ただ「小室文書」の4日後に発表されただけのことである。

 東国原氏は、この28ページの文書を読む読解力がないか、よく読んでいないかのどちらかである。そのような人が、この問題を評論する資格があるのかという疑いも生じる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?