なぜKAT-TUNが? NHK紅白歌合戦「目玉なし」「新鮮味なし」で音楽業界の停滞ぶり露わに
BiSHも7年目の実力派。まふまふ(年齢非公表)もニコニコ動画などネットの世界では10年選手で、今年特にひとつの楽曲が注目されたかというと決定打に欠ける。唯一新鮮味があるのは映画「竜とそばかすの姫」の主題歌を歌った中村佳穂(29)ぐらいである。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「昨年の『鬼滅の刃』ほどのブームもなく、誰もが口ずさんだ歌もなく、盛り上がりに欠けた一年だったことを表す選考結果だった。コロナ禍2年目で新曲が出せず、音楽業界のビジネス面での停滞ぶりがあらわになったといえます。NHK側としては“サプライズ出演”でいかに注目を集めるか、が演出の腕の見せどころ。紅組22組に対し、白組21組の1組の差、今回のテーマ“カラフル”を伝えるためにどんな人が出場するかがポイントになるでしょう」
■起死回生の“隠し玉”は誰?
今後、期待されそうな隠し玉としては「うっせぇわ」が大流行したAdo(19)、2歳5カ月でデビューした史上初最年少童謡歌手・ののちゃんこと村方乃々佳(3)、国連総会の「持続可能なSDGsモーメント」で演説と「Permission to Dance」のパフォーマンスを披露したBTSなどの名前が挙がっている。
このまま、新鮮味なし、目玉なしの“ないない”尽くしでは視聴者がソッポを向くのではないか。