筒井道隆が「ミステリと言う勿れ」の警部役で好演 世代を超えて人気再燃のワケ
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「2020年放送の『半沢直樹』では、半沢と対峙する弁護士・乃原役で登場。爽やかイメージを一新するような、ふてぶてしい表情と演技に、〈筒井さんだと分からなかった〉と大いに沸きました。そして今回の青砥です。身長180センチで眉間にシワを寄せて画面に登場すると、迫力がすごい。過去のイメージを引きずらず、見事に新しい面を見せつけたと思います」と話す。
その筒井といえば、あの目が特徴的だ。
「眠そうに見える時もありますが、時折、なぜか引きずり込まれそうな色気を出す。50歳になった今も目の魅力は健在で、青砥は色気を押し出すような役ではないにもかかわらず、見ていてゾクゾクするほど色っぽい目つきの時がある。あと、時代劇がとても似合う人なので、そこも筒井さんの俳優としての強みではないでしょうか」(山下真夏氏)
ある在京キー局関係者からはこんな声も。
「青砥役ががっつりハマったので、今後は渋い刑事や上司役などのポジションを筒井さんがさらっていきそうな予感です。かつて豊原功補さんが演じていたような、ちょっとクセありコワモテ路線の役柄も合いそうだなと。豊原さんはいろいろあって、いま視聴者ウケが微妙なので……」
俳優で活躍する一方、自転車をこよなく愛し、13年にはベトナムを自転車で走るNHKのドキュメンタリー番組にも出演。デビュー当時から変わらない体形の秘密はそこにありそうだ。