斎藤工「CM出稿量1位」までの軌跡 イメケン俳優を脱し“とぼけキャラ”での再出発が奏功
次回も楽しみになるCMがインディードだった。ちなみに、過去の芸能界の流れから、泉も「あのインディードの人」と本業の女優として注目される日も近いと思う。
斎藤が俳優として注目されたのは2014年放送の「昼顔」だった。上戸彩演じる主婦と、高校教師の斎藤の禁断の恋。
映画化もされ、プチ昼顔ブームも生まれた。
斎藤も「男の色気がある」と女性人気の後押しで主役の座も間近と思われたが、その後はもっぱら脇役。さまざまなジャンルのドラマや映画でキャリアを積んだ。
雑誌のモデルだった斎藤が俳優デビューしたのは01年、20歳のときだ。当時のドラマ界は織田裕二らが活躍したトレンディーブームが下火になり、中山美穂・今井美樹ら女優が主人公の恋愛ドラマが主流を占めていた。男優は木村拓哉を筆頭にジャニーズタレントのドラマ進出が本格化。
だが「斎藤はトレンディーブームの波に乗りそこなった」(テレビ関係者)。
イケメン俳優は注目を浴びるのも早いが、次々出てくる若手の波にのみ込まれてしまうのも早い。斎藤には悪いタイミングだったかもしれない。