広瀬アリス≓山口智子? 飯豊まりえ≓菊池桃子?「恋マジ」に漂う90年代フジ月9の既視感

公開日: 更新日:

 初回放送後、ネット上でも〈舞台は令和だけど、内容は昭和〉〈往年の“月9”のフォーマット〉〈イケメンギャルソンの振る舞いが気持ち悪い〉なんて厳しい意見が目立っていた。

 が、テレビコラムニストの亀井徳明氏は「恋愛群像劇が今どき視聴率に結びつかないのは分かった上での挑戦だと思うので、エールを送りたい」と、こう続ける。

「初回を見る限り、どうしても1990年代のフジテレビ“月9”や“木10”のエッセンスをシャッフルした感じで、既視感があるのも確か。僕は飯豊さんの役どころに『ヴァンサンカン・結婚』(1991年)で“右子”を演じた菊池桃子さんを思い出しました。広瀬さんは往年の安田成美さんか山口智子さんといったところでしょうか。

 このドラマは高校の同級生である27歳の3人の女性をメインに描いている点で、その世代がメインターゲットでしょうが、もっと上の、今どきの恋愛ドラマに素直に入り込めない層には、過去作品のキャラを思い出すのも楽しみ方のひとつかもしれません。視聴率に関係なく、録画や配信などで楽しんでいる人も多いと思います」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声