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立岩陽一郎ジャーナリスト

NPOメディア「InFact」編集長、大阪芸大短期大学部教授。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て現職。日刊ゲンダイ本紙コラムを書籍化した「ファクトチェック・ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実」はじめ、「コロナの時代を生きるためのファクトチェック」「トランプ王国の素顔」「ファクトチェックとは何か」(共著)「NHK 日本的メディアの内幕」など著書多数。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」に出演中。

「ジャーナリストの定義」とは何か 国家資格や認定試験はなく全て自称だが…

公開日: 更新日:

 この4月から客員教授を務めている大阪芸大短期大学部で学科長の松尾理也氏が「最近、パソコンを開くと立岩さんの発言がドッと出てくるんで驚いています」と笑った。元産経新聞記者で私を大学に呼んでくれた松尾氏だが、いわゆる「コタツ記事」には違和感を隠せないようだった。

 テレビ番組で発言するとスポーツ紙が内容を記事にする。「これってニュースか?」と思うようなものもあるが、私には別にプラスもマイナスもない。

 と思っていたら、記事を批判する内容がSNSで発信されていると知人が教えてくれた。もちろん、批判するのは自由だ。執拗に中傷するものはブロックしているが、意見としての批判は参考にすることもある。

池上彰さんも自称・ジャーナリスト

 今回はそのひとつ。私を批判する書き込みの中で目立つのが「自称ジャーナリストの」とか「ジャーナリストと称する」といった枕ことばだ。ジャーナリストという肩書を私が使うこと自体が許せないことなのかもしれない。しかし、ジャーナリストと称するのに国家資格や認定試験があるわけではない。全て自称だと言っていい。ジャーナリストとして誰もが認める池上彰さんだって自称だ。

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