若き日のナイナイ岡村隆史と矢部浩之 授業初日に「売れる」と確信した根拠
このコラムもおかげさまで100回目を迎えることができました。読者のみなさまに感謝いたします。今回から5週にわたって、NSC講師の原点になったナインティナインを書かせていただきます。
ご存じのみなさんも多いように岡村君と矢部君は高校のサッカー部の先輩・後輩です。将来は「国家公務員になる」と決めていた岡村君が、どうしてNSCへ通い、芸人への道を歩んでいったのか? 矢部君の一言で決まりました。
1浪中の岡村君に「岡村さん、NSC行きませんか?」と言われて、芸人になる気など全くなかった岡村君が“1年間クラブ(部活)感覚”で行けばいいと思って「かまへんよ」と答えたのがナイナイの始まりです。
1990年NSC大阪9期生にやって来た2人。私もこの年から急遽NSCの講師をやることになりました。急遽というのは、この年の2月の半ばに突然「4月からNSC見てくれへん?」と担当者から言われて「漫才なんてよう教えないですよ」「ずっと(オール)阪神・巨人さんの台本書いてるやん」「書かせていただいてますけど……」「ほな大丈夫大丈夫!」。