「鎌倉殿」佐藤浩市の息子・寛一郎の怒りの演技が話題 時代を超えた“父子競演”の妙味
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第43回「資格と死角」(13日放送)に、俳優の佐藤浩市(61)の息子で2世俳優の寛一郎(26)が登場して話題となっている。
役どころは、2代将軍・頼家(金子大地)の次男で出家して鎌倉を離れていた公暁。跡継ぎに恵まれなかった3代将軍・実朝(柿澤勇人)に代わり、「必ず鎌倉殿になってみせる。私はそのために戻ってきた」とやる気満々で鎌倉入りしたが、実朝から、京から跡継ぎになる養子を迎えるつもりであることを伝えられる。さらに、父の頼家は、北条義時(小栗旬)ら、北条の手によって殺されたことを知り、怒りに震える様子が放送された。
この後、公暁は、父の無念を晴らすため、歴史に残る大事件を起こすというが、ネット上では、寛一郎の父で、物語前半で頼朝を支えた上総介を演じた佐藤浩市と関連付けるコメントであふれた。
上総介は、勇猛果敢な御家人で頼朝からの信望も厚かったが、北条義時らの策略で濡れ衣を着せられ、御家人たちの引き締めのため、見せしめ的に殺されている。非業の死を遂げた上総介に対し、ネット上では、“上総介ロス”という言葉が生まれたほどだった。