令和の皇室はコロナに異様に神経質…3年ぶり一般参賀は寂しいかぎりだった
■9000人の参賀者を6回に分けて…
それはともかく、感染防止対策でお出ましを6回に分けて、それぞれの参賀者を1500人ずつに絞ったのだが、詰めれば2万人が入るといわれる宮殿東庭に1500人しかいないのだから、なんとも寂しいかぎりである。
参賀者数は少なくても、マスクはつけなければならない。ワールドカップを見ても観客席でマスクをして応援している人はどこにもいないのに、それが全員にマスクをつけろというのだ。振り返ってみれば、昨年9月、エリザベス女王の国葬に参列されたときは誰もマスクをしていなかったし、両陛下もしていなかった。それも戸外ではなく、ウェストミンスター寺院の中である。随行員もそれを見たはずなのに、なぜ日本に帰れば慎重すぎるほど慎重になるのだろう。万が一にも感染が広がって国民に迷惑をかけたくないという陛下のお気持ちを忖度したのだろうか。
ちなみに勤労奉仕団も感染拡大を理由に中止になった。陛下のご会釈があるからだろう。また2月23日の天皇誕生日の一般参賀も抽選になるという。政府内では、新型コロナの扱いを季節性インフルエンザ並みに変更する議論が始まっているのに、ここまで慎重になるのはちょっと異常ではないだろうか。