マシンガンズ西堀亮「ゴミ関連のすごい発明を生み出したい。相方がゴミ問題で有名なので」
西堀亮さん(芸人・48歳)
先月、結成16年以上の漫才師の大会「THE SECOND~漫才トーナメント~」で準優勝して再注目のマシンガンズ。西堀亮さんは今月、発明商品が販売される。やりたいことはゴミ収集の仕事に携わる相方、滝沢秀一さんとの発明コラボ(?)。
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芸人としてちょっと売れた後、仕事がなくなり、相方はゴミ収集の仕事を始め、ゴミ問題に詳しくなり、話題になっていましたね。
僕はこの10年、普通に貧乏暮らしをしてました(笑)。コンビの活動は時々ライブがあるくらい。楽観的なので仕事がないことをあまり気にせず、バイトしてましたね。仕事は土木作業で道路を舗装する業務。
芸人の仕事がなくなる頃くらいに結婚したのですが、奥さんも楽観的で「どうにかなるんじゃない?」という考えで。奥さんは一般的な仕事をしていたので、頼っていた部分は大きかったですね。
バイト以外に始めたのが発明でした。きっかけは、いまお世話になっている一般社団法人「発明学会」にマシンガンズで取材ロケに行ったこと。その際に頂いた資料が、数年後に大掃除したら出てきて「暇だから発明品を考えてみようか」と。で、「身近なヒント発明展」に応募してみたら優良賞に選ばれました!(笑)
それが2020年。
その発明品は靴ブラシハンガー。スニーカーを洗う時、洗いづらかったり乾かすのに手間がかかったり、大変だといつも感じていて。「干すハンガーも一緒になったブラシがあれば楽なんじゃないか」と思いついたのです。子供みたいな発想。
それをある企業さんが「うちで商品を作りませんか」と手を挙げてくださって。僕も参加して試作品を作ったところ意外と使いづらいとなり、ちょっと商品化は難しいと。
「他にアイデアないですか」と尋ねられた時、提案したのが「靴丸洗いネット」。
「これ、いいですね」と言われてから、開発まで2年くらいですかね。試作品作りを経て、ようやく完成。ネットの素材選びやコロナ禍の影響でかなり時間がかかりました。この商品が今月下旬に発売になるんです。
わかりやすく言いますと、靴を洗濯機で洗う時に靴を入れるネットでして、服を洗濯する時と音がほとんど変わりがないところが売りです。普通はボコボコボコ! と音がしますものね。
きっかけとなった身近なヒント発明展には1000以上の応募があったみたいです。老後の趣味にされてる方も多くいらして。頭を使うし、楽しいし、もし商品化されればお金も入るわけですから。
僕は最初の応募で優良賞に選ばれましたが、その後、応募してもまったく引っかからないから激戦。まずは書類審査があり、通過すると展示され、企業さんも見にこられる。プレゼンの意味合いもある賞ですね。
靴丸洗いネットは予約が入ってるようです。自作期間は利益が出てませんから、当然報酬なしですが、発売後は売れてくれたら僕にお金が入ります。単価が安いので、話題になってホームセンターに置かれたらうれしい。