数字が稼げるジャニタレの新会社移籍にTV業界が安堵するワケ…“ズブズブ依存”に変化なし
■「ジャニーズのいないテレビはつまらない」という声
「29日放送のミュージックステーションの3時間スペシャルで、ボーイズグループ『BE:FIRST』の出演が話題になりましたが、かたやジャニーズから出演したのは『Sexy Zone』だけでした。そのためか番組自体が盛り上がりにかけ、特にジャニオタから『ジャニーズのいないテレビはつまらない』といった声が多くあがりました」(芸能ライター)
年末にかけてNHK紅白歌合戦などの特番が目白押しで、番組にジャニーズ勢が出演しないのはファンだけでなく、局にとっても打撃なのは言うまでもない。
「歌番組だけでなく数多くのドラマ、バラエティを席捲しているジャニーズタレントが新番組や特番から一掃された場合、その穴を埋められる上に数字が取れるグループやタレントはそれほど多くありません。テレビ局が新規のキャスティングを見送っているのは、ジャニーズ事務所と契約を結ばないとしているスポンサーの意向に従っているからです。今回補償とマネジメントが分離され、ジャニーさんとの結びつきを絶ったエージェント会社が再スタートし、補償が着実に実施される中でスポンサー契約が戻れば、テレビ局は心置きなく再スタートしたジャニタレを起用できるでしょう。今年の紅白で2組の旧ジャニーズグループが採用されると見られています」(前出・芸能ライター)
テレビ業界の“ジャニーズ依存”の構図に変化はないという。