【追悼】島崎俊郎さんこそ生粋の芸人 自らの葬儀でも「“アダモ”ちゃんで笑いを取りたい」と
それでも元気いっぱいで、高円寺にあったスナックに仲間と集まってはバカ騒ぎ。
「お金はなかったけどマスターがいい人で、お酒やメシを食わせてくれたんです。でも、さすがに『タダで食べさせて』とは言えないから『ツケで』なんて言ってたら、売れっ子になってから、本当に請求書が届きました。まあ、何年間も飲み食いさせてもらったのに6万円くらいでしたけどね」
ヒップアップの川上泰生、小林すすむとは当初、共同生活。
「キャバクラの営業なんかもやったけど、ギャラはほとんど出なくて、梱包と配送のバイトで食べてましたね。お金がなくなると『明日働かせてください』って電話して、誰かひとりが代表して働きにいくんです。1日4000円ちょっとになるから、それでまた何日か過ごしました」
月賦で買った18万円のギターを質屋に入れるような下積みが、ブレーク後は1カ月100万円以上のギャラを手にすることに。
「人間って不思議なもので、あればあるだけ使っちゃう。遊びまくって半月もたなくて、しょっちゅう事務所から前借りしてました」と笑っていた。