タモリの美しすぎる引き際…「タモリ倶楽部」に続き「ブラタモリ」もレギュラー放送終了
ちなみに、人気司会者の勇退年齢といえば、小倉智昭が「とくダネ!」(フジテレビ系)を降板したのが73歳、北野武の「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)降板は75歳、みのもんたが「秘密のケンミンSHOW」(読売テレビ、日本テレビ系)を降板したのは75歳(その後、一時的に復活)。当時みのは、週刊誌に、「75歳になって、若いタレントや芸人のテンポに付いていけなくなった」「完全に潮時だなと思った」などと加齢による体力の衰えが理由にあったことを明かしていた。
■万人が憧れる晩年
そしてこの春は、36年間「サンデーモーニング」の司会を務めた関口宏(80)が、同番組を降板する。“名司会者”の多くが70代で一線を退くことを考えれば、78歳のタモリも年齢的には、“引き際”が近づいていることは否めないだろう。前出の記者の話。
「タモリさんのすごいところは年を取っても老害めいた発言をして炎上したり、若いタレント相手に時代とズレた感覚を視聴者に感じさせたりすることが一切ないところ。頑固ジジイが晩節を汚したりするのとは対極的に、年齢を重ねるほど、柔軟性や包容力も増してきて、誰もが憧れるいい年の取り方をしているところですね。少しずつ仕事の負担も減らしていって、まさに万人が憧れる引き際を体現しているように見えます」