佐藤正宏さんが語る 母親の夏のナス漬けと冬の青菜漬けの思い出
佐藤正宏さん(タレント・俳優/65歳)
今年で40周年を迎える劇団「WAHAHA本舗」の佐藤正宏さんのおふくろメシは山形ならではの漬物2種。昨年亡くなられたお母さんの思い出も語った。
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山形県天童市の実家は大工をやっていて、母親は仕事を手伝っていたので普段は祖母が料理をしてくれていました。
母親はそれほど料理上手じゃなかったのかな(笑)。でも、お弁当は彩りよく作ってくれてました。高校の時に友だちが私の弁当を見て「大名弁当」と名づけてくれましたから。その友だちの弁当に比べてウチのは品数が多かったんです。
思い出深いのは漬物。まず夏はナス漬け。実家に畑というか、家で食べる分だけ育てる家庭菜園がありまして、とれたナスに塩と色をよくするためにミョウバンを加え、一晩漬けて出来上がり。かじると皮がパリンとしてナスのうまみが口に広がるんです。