中森明菜の配信復活で注目されるもう一人の歌姫…ちあきなおみは“生ける伝説”に
ちあきを知るレコード会社関係者はこう話す。
「契約解除の理由はちあきが“自分の歌いたい歌を歌いたい“と主張し、社の方針に反したからと言われていましたが、どうやら真相は郷さんとの結婚にあったようです」
その後、ちあきは東京・港区の広尾で喫茶店を郷さんと経営しながら、音楽活動を続けた。水面下ではちあきの復帰を音楽プロデューサーが画策。88年にテイチクレコードに移籍し、「紅とんぼ」の大ヒットで紅白に返り咲いた。91年には、美川憲一(77)とKINCHOの“タンスにゴン”のCMでお茶の間人気を集めたものの、翌年9月11日に郷さんが肺がんで死去。以降は芸能活動を休止、芸能界との関係を断ち切って姿を消した。
郷さんの月命日の9月11日には、港区にあるお寺に必ず墓参するという情報を得て、筆者は2度ほど直撃したが、無言で取材拒否された。ちあきが歌手活動を休止してから、今年で33年目を迎える。
「たびたび発売されているちあきのヒット全集が売れているのは、それだけ復帰を期待しているファンが多いといことです」と言う前出のレコード会社関係者はこう続ける。