中森明菜「清瀬市への郷愁」と肉親への反発…駅100周年で大ヒット2曲が発車メロディーに

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7月に6年半ぶりディナーショー開催

 だが、それに今も明菜が応じていないとすれば、応じたくても応じられないトラウマもあるのではないか。芸能リポーターの平野早苗さんが言う。

「もともと自己肯定感が低く、でもせめて周囲の人には認めてもらいたい気持ちで、とても頑張った。そうやってスターになり、数々の栄誉に輝いてなお、それを素直に受け入れられなかった。そんな明菜さんの実像を見聞きすると、ご家族とのことも一言では説明できない、とても長い時間がかかるもののように想像します。信頼していた人を信頼できなくなったとすれば、さらに難しいところもあるのではないでしょうか」

 そしてこう続けた。

「今また、復活へ向け、歩き始めている姿にこそ、明菜さんのメッセージがあると思って、応援していきたいですね」

 清瀬駅には明菜の近影がある大きなボードが飾られ、そこにはこんな直筆メッセージが添えられている。

《清瀬駅100周年おめでとうございます》

 7月には6年半ぶりにディナーショーを開催するなど復活に向けて動き出した明菜。郷愁と肉親への反発というアンビバレントな心情が透けて見える。

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