佐久間朱莉がプロ5年目で悲願の初V…不倫騒動の小林夢果との「ジャンボ尾崎 同門対決」を制す
【KKT杯バンテリンレディスオープン】最終日
ついに頂点に立った。
1打差2位タイから発進した佐久間朱莉(22)はボギーフリーの67。通算11アンダーで悲願の初優勝を遂げた。
「やっと勝てました。ありがとうございます。(家族や仲間らに)やっと1つ恩返しができたと思います。今年は複数回優勝という目標があるので、一番はジャンボさんに早く報告に行きたいです。『まだまだだぞ』と言われると思いますが、その言葉を信じてまた頑張りたいと思います」(佐久間)
昨季はトップ10が14回あり、首位で最終日を迎えたのは3度。2位3回で、未勝利選手の中ではメルセデスランキングトップの8位に入った。いつ優勝しても不思議ではない力がありながら、一歩届かず5年目のシーズンを迎えた。
「この勝利でひと皮むけるはずです」と、ツアー関係者がこう言う。
「この日、最終組で回った小林夢果(21)とは、ジャンボ尾崎アカデミーの同門ですが、ジャンボの弟子といえば、すぐに名前が挙がるのは、原英莉花(26)、笹生優花(23)、西郷真央(23)の3人。原は日本女子オープン2勝、笹生は全米女子オープン2勝、西郷は国内6勝で昨季の米女子ツアー新人賞と、みな実績がありますからね。小林は、例の不倫騒動で“全国区”になったとはいえ、それまでは先の3人に比べたら知名度は低かった。佐久間もジャンボの弟子と知っている人は少ないのではないか。ジャンボは、155センチと小柄でも精度の高いフェードボールを打つ佐久間を高く評価しており、初優勝は時間の問題とみていたはずです」