東京都知事選「過去最多候補者」で頭が痛いテレビ局…“その他大勢”はどこまで報道する?
「都知事選は名前と顔を売り出す最大のチャンスです。ここで話題になれば、ユーチューブなどSNSの再生回数が急増して、広告収入がドカンと入る。供託金の300万円を没収されても安いものですよ。そのためにはいかに目立つかがカギなので、政見放送でわざとひんしゅくを買うような下品な言動やヘイトスピーチで話題になろうとします。今回、立候補者が多くなったのは、そういうカネ稼ぎ組が増えたこともあります」(メディアアナリスト)
立候補したユーチューバーらは手ぐすね引いているだろう。どんな政見放送が流れるのか。ネット時代のテレビ政見放送の役割を見直す機会だ。
(コラムニスト・海原かみな)