松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない
要するに、被害者がいれば謝るし、性的接触はあったかもしれないが、「法に触れることはしてませんよ」「罪を犯したわけではありませんよ」と強調したいわけだ。
だが、そこが問題ではないのだ。松本は芸人仲間らが集めた女性たちと飲み会を開くにあたって、ホテルのスイートルームで飲み会の最中に女性と寝室に入ってひとときを過ごした。この時点でアウトなのだ。松本が強調したい“性加害”がなかったとしても、性的行為自体はあったとみられても仕方がないし、むしろ容易に想像がついてしまう。あわよくば性的な関係を持ちたいという下心も丸見えだ。
その松本のこれまでのテレビでのイメージはどうだったのか。笑いを交えて言いたいことは言ってきたが、「それでも悪い人じゃない」という感じで見ていた視聴者は多いと思う。お笑い界の“大御所”であり、後輩たちにも慕われていると思っていた人も多いだろう。
ところが、今回の訴訟は自分でアクションを起こしながら、白黒をうやむやにしたまま敵前逃亡のような形で逃げてしまった。
松本は先のコメントでこうもつづっていた。