「わたナギ」大ヒットから5年…多部未華子「対岸の家事」にのしかかる2ケタ視聴率期待とTBSの“自信”
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「まだ放送前なので内容の評価はできませんが、予告動画を見る限り“安定感”は感じますね」と、こう続ける。
「TBS火曜ドラマらしい明るい雰囲気で“働く女性あるある”が盛り盛り。視聴者層は《今どき専業主婦なんて贅沢》なんて価値観を持っている人の割合が多いかもしれませんが、多部さんが演じることで“専業主婦ドラマ”じゃなくて“お仕事ドラマ”として自然に入り込めそうです。前クールの『まどか26歳、研修医やってます』もそうでしたけど、この枠のドラマは描きたいことが分かりやすく、ベタすぎる直球と時折入れる変化球のバランスが絶妙。“非・考察派”にはウケそうですし、この枠で久々の2ケタ乗せの可能性はありますね」
テーマは全然違うが、“非・考察系”なら、春ドラマは14日スタートのフジテレビ月9「続・続・最後から二番目の恋」の前評判が高いようだが、「それより2週早く始めることで、先に話題を集めてしまいたいという狙いもあるのかもしれません」(前出のテレビ誌ライター)。
中居正広問題から大揺れのフジ、“ナスD問題”のテレビ朝日、「月曜から夜ふかし」の“意図的編集”が発覚した日本テレビ、各局問題だらけの中で始まるTBSの「対岸の家事」。スタートダッシュに成功したとしても、果たして他局の問題を“対岸の火事”としていられるか。