泥酔騒動で生涯禁酒宣言した 中川礼二
そのリクエストに対して、女性のひとりの頭をげんこつで「コツン」とやった。関係者によると、酔うと後輩芸人の頭や肩を挨拶代わりに小突く癖があったという。それを一般人相手にもやったということだったらしい。
しかし、女性は激怒する。礼二は学生時代にラグビー経験がある巨体の持ち主。軽く小突いたつもりでも、女性にとっては本当に痛かったのかもしれない。
女性はそのまま店を出て警察に駆け込んだ。けがはなく、一度出した被害届も、後に行われた謝罪を受けて取り下げられたというが、この事件がマスコミでは大々的に取り上げられ、吉本興業は中川家を活動停止処分とした。
会見の翌5日、中川家は新宿の「ルミネTHEよしもと」で活動を再開した。礼二はこの場でも舞台から客席に向かって5回も土下座をした。
中川家は92年、コンビ結成。96年1月には第17回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞を受賞。01年末には第1回M―1グランプリ初代チャンピオンになり、お笑い界の人気街道を歩み始めた時期の事件だった。